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第4章 決意

第7話 ハッスル!

 2004年1月初旬

 

お客様に喜んでもらえる仕事に就きたい 

その想いだけで未経験の業種を選んだ牧野

自分の未来を誰よりも楽しみにしているのか 

晴れやかな表情で出社してきた。

 

通常、新入社員は数ヶ月研修を行って営業に出る。 

しかし牧野は持ち前の楽観さ負けん気もあり、

先輩社員がフォローにつくことを条件に

 

なんと入社数日で営業に出ることとなった!
 
 

接客不動産仲介何もかもが初めての中、 

牧野はお客様と世間話で談笑するなどすぐも打ち溶けていった 
 
 

2月に入るとお店もより忙しくなり

先輩社員も牧野のフォローに入れなくなっていた。 

しかし要領を得たのか牧野は段々と先輩のフォローも受けずとも

お申込みを頂くようになってきた。

  

そして、あっという間に一ヶ月が過ぎたのだが

 

なんと!!!

牧野営業成績1位2月を終えたのだ!

  

フォローに入っていた先輩達ををまさにごぼう抜きしたのだ。

 その結果を受けた松田牧野に尋ねる。

 
 
 
 
なぜ、キャリアのある先輩物件知識が豊富な先輩よりも
 
「お客様のありがとう集められたのか?
 
 
 
 
物件を売り込んだことは一度もないです。

 僕という人間を知ってもらって、
 
僕はお客様のことをずっと考えています。」
 
  
 

その答えを聞いた松田は2月の結果に納得した。

 

一人の新入社員の想いが本店の繁忙期を支えたのだった。

2013/02/14 10:03

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